一気にほぼエンジンフルチューン


とうとう本格的なエンジンチューンとなりました。
武川ステージ3ボアストロークアップアルミメッキシリンダーにて125cc・オイルジェット加工・6速クロス・強化クラッチ・強化オイルポンプ・マグネシウムクラッチカバー・マグカバー用サーモに変更です。


さて、エンジンを降ろします。
特になにも外さなくてもエンジンを降ろせてしまいました。


次は、鉄角パイプを溶接しエンジンスタンドを作りました。
100モタ・TM・TDM用の三つです。


シャフトは全ネジなのでボルトとワッシャーでエンジンを固定することができグラグラしません。


関係ないですが、純正エンジンハンガー裏が錆錆です。
ほんと塗装が弱いですね。いや、薄いのかな?


まずはクランクケースの加工です。
オイルラインを一本にするため、写真の箇所にアルミ棒を装着。隙間にはクランクケース補修も可能な二液パテを使いました。
武川にボーリングに出し、オイルジェット加工もしました。
強化オイルポンプ用にオリフィス径も拡大します。


まずは6速クロスミション、クランク、ダイハードカムチェーンを組み込みます。
キックギアは新品を使います。

次は、強化クラッチ・強化オイルポンプを組み込みます。

次はマグネシウムクラッチカバーを装着します。
どうしても色が気に入らなかったので銀色に塗りました。
元の塗装をそのまま残しているので普通の塗料で塗りました。密着性がいまいちでしたが我慢です。


乾いた所で、クランクケースに装着しサーモスタットとブリーザー取り出し口を取り付けます。


次で気づいたことが、
左側クランクケースオイルシールを新品にしてみた所、リップの形状が変わっていました。
溝のようなものがあり、油膜保持性が上がっているようです。


フライホイルは10%の軽量化をしてあります。
武川ステージ3クランクはクランクピンが溶接されているので、よほどの事が無い限りクランクがズレることは無いと思いますが。


これで腰下は完成です。


次は腰上を組んでいきます。


ピストン・リング・ピン、ロッカーアーム・ピンにはWPC/Mos2加工をしました。
ピストンを見ると、スカート部のモリブデンコートが無いのがわかると思います。


カムチェーンテンショナーを新品に交換します。
結構減っていたのでまめなチェックと交換が必要な部品ですね。


シリンダーを組んだらヘッドに移ります。
でかいバルブです。
タペット調整ボルト・ナットを新品にし、取り説を見ながら組んでいきます。
最後にJRPヘッドカバーを取り付け完成です。


早速車体に載せます。
キャブはPE28をコネクティングチューブを使い装着します。


エンジンハンガーはしばらく頻繁にオイル交換することになるので、武川のアルミハンガーにしました。
これで簡単に交換できます。


オイルキャッチタンクは、武川のモンキー用をKむらさんにお願いし写真のように加工しました。
マグカバーからの取り出しだと、オイルの噴出しが多いです。
取り出し箇所の場所が悪く、クラッチが巻き上げたオイルが圧で出てくるようです。
キタコのようにカバー内部に壁があると良かったのですが。

写真のように純正の小物入れの所に配置します。
見てくれがスマートで結構お気に入りです。


オイルクーラーは4段のラバーホースです。


CDIはキタコのデジタルマップを使いました。
電源はバッテリーから(メインスイッチ連動)取っています。


なんだかあっという間に組みあがり、早速エンジン始動に掛かりました。
とにかくキックが重いです(汗
キャブセットの結果始動性はよくなりましたが、重いのはネックですね。
ツーリング先で疲れている時の事を考えると気が重いです。

とにかく1000km慣らし運転です。
慣らし中の感想としては、「普通」です。
想像していたほど感動はありませんでした。
コストパフォーマンスとして考えるならかなり悪い方かと思います(^^;
ファンネル・パワーフィルタをキャブに直付けすればもっとパワーは出るのでしょうけど、あの吸気音はどうしても嫌です。雨の土砂降りにも対応できないだろうし。

あとデジタルマップCDIだと、低回転時なぜかノッキングの嵐で使い物になりませんでした。
純正CDIだと普通に走るのでま〜よしです。
慣らし終了後の全開でどれだけのものかが楽しみです。






そうこうしていると、オーリンズ前後サスが出たり鍛造アルミホイールが出たりと、次から次へと新製品が発売され、かなり縦型WORLDは加熱してきていますね。
でも、なんだか加熱しすぎていて、私は逆に冷めてきてしまいました。
なんだかミニバイクの世界じゃなくなってきてしまったよう。
自分を振り返ると、ちょっと熱くなりすぎて流行に流されていたように感じます(^^;

今回やった100モタ改造のような弄りより自作・流用改造の方が楽しいなとも再確認できました。
私の性格で100モタ改造を続けていくには、お財布事情の問題もあります。
それに、このエンジンだと私の使用用途ではメリットよりデメリットが多く感じます。

ということで、100モタ改造はここまでにします。


いくつかの部品は部長の100モタに移植し、残った100モタ部品を元にして、また原二を買っちゃおうと思います。
なにかはまだ秘密。次の春が楽しみです♪