バッテリーを搭載。

武川のデジタルマルチLCDメーターを買ったはいいけど、バッテリーレスの100モタで使うには誤作動や故障が気になる所。
テールランプ切れ等に気付かず走って過電圧で壊れてしまったらかなり悲しいです。ヘッドライトオフ時の過電圧も気になりこのままでは困ります。
そこで安定した電気を求めバッテリーを搭載することにしました。

しかしいきなり場所の問題でつまづく、場所が無いのです。
考えた結果、シートを加工しシート下に設置することにしました。ここが一番目立たずスマートだと思ったからです。

まずは、シートを止めているタッカーの爪を半分ほど外します。
写真くらいまで開けばOKです。

次にホームセンターで買ってきたステンレスステーを切断しステンボルトを溶接します。溶接などで固定しないと共回りしてしまい後で固定できません。
それにステー全体で支える形になるので強度も高くなるでしょう。
ステンを選んだ理由は錆びてしまうと後々面倒だからです。
100モタのシートの下には防水シートが入っていませんでした。TDRシートには入っていましたが、100モタのは完全防水なのでしょうか。

次に矢印の場所に穴を開けます。
この場所は補強が交差する場所なので強度が高いでしょう。
この穴のピッチに合わせてステーのボルトを溶接してあるのでそのまま二本のボルト付きステーをはめます。
あとはタッカーでシート表皮を止めてシートは完成です。
タッカーはプラスチック製よりも金属製のものが打ちこむ威力がありオススメです。もし、爪が浮いた場合は押しこめば対処はできますが。

次はステンレスステーをバッテリーを囲うように曲げていきます。
バッテリーとステー内側には振動吸収テープを貼りバッテリーを振動から守ります。
バッテリーはモンキー等と同じGTR4A−5。
TZM等のGT4B−5より接続端子の分だけ幅が狭くできるので丁度100モタシート下のスペースに合います。
バッテリーへの配線にはミニブレードヒューズ・10Aを装着。モンキー等が10Aなので問題無いかなと思います。
あとは、ナット・スプリングワッシャーを使いバッテリーを固定します。
ステーを曲げる時は少し余裕を持って曲げたほうが良いです。
1回目に作った物はキッチリすぎてバッテリーにもろに振動が伝わりそうでした。二回目で満足いく物ができました。

次はバッテリーの泥避けを作ります。
この搭載方法でフレームより下にバッテリーがはみ出さず、見た目的にもスマートに車体に装着できますが、タイヤからの泥をモロに受けてしまいます。
なので紙で型を取り、丁度転がっていたアルミの板を写真のように切りました。
テールランプのあたりが複雑で面倒です。
装着は写真でいうと右上の、リアフェンダー下にくる部分に穴を開け、リアフェンダーを固定しているボルトを利用して装着します。
他の部分は穴を開けタイラップにてフレームに固定しています。

この方法だとシート裏の眺めは良くなりますが、シートを止めるナットを外す作業がとても面倒になります。
リアフェンダーを止めている三本のボルト・タイラップを外してからでないとシートが外せません。
後々もう少し厚いアルミ板でもっとメンテが楽でしっかりしたものを作ろうと思います。


写真の赤矢印付近のフレームの塗装がシートと接触により痛んでいました。
このままだとやがて地が出てきそうだったので透明保護シールを貼りました。
他にもフレームNo打刻辺り(クラッチワイヤとの擦れ)、左側ステップ上のフレーム(くるぶしが当たる場所)も塗装が痛むので保護シールを貼っておきました。


バッテリー接続のための配線・加工等は次回にアップします。