レギュレートレクチファイヤ

バキッと外します。

導通がありません。。。

カットしホットボンドで防水。

矢印の部分に注意。

ここに丁度穴があります。

ニュートラスイッチへ繋ぎます。

カプラを合わせACG装着完了。

NSR50からリレーを拝借。

ポジション用配線。

赤色二本が追加した線です。

レギュ周り。
ACGを交換し配線をちょいといじってみる。

の前に、バッテリー装着時に書き忘れていたことが(汗
テールカウルを少しカットしないとステンレスステーのバッテリーホルダと干渉します。

さて、
スイッチボックスをMC21化しバッテリーも搭載できました。
事前にネットで情報を集めた所、以外と簡単に直流12Vを発生させることができることが分かりました。
(参考にさせていただいたHPはランクルさんの運営するランクルのホームページです。)

モンキーはバッテリーを搭載しているのですが、100モタにもモンキーと同じレギュレートレクチファイヤ(以後レギュ)が装着されています。
このレギュの4Pカプラのうち二本だけを使い交流を制御しているのです。
なので、残りの二本を使い交流を直流に替えればOKです。

方法はレギュへ向かっているACジェネレータ(以後ACG)からの黒を分岐させレギュの空いている左下へ繋ぎ左上からの線をバッテリに向かわせるというものです。この時点で左上からの線は直流になっています。
ようはこのレギュは右側が交流制御用で左側が交流を直流へ整流するようにできています。

しかしここで問題が。
右側で12V付近まで制御された(黒)線を分岐させ左下へ繋いでいるので12V付近以上の直流にはなりません。
12Vバッテリーを充電するには14Vくらいあると良いのです。
電気が無くなることは無いでしょうけど不足気味にはなると思います。

ここで少し話を戻します。
今回バッテリーを搭載する目的ですが、タケガワマルチLCDメーターを安定して使用するためということは前に書きましたが、他にもいくつか理由があったのです。
前後交互点灯のウィンカが気に入らない。常時点灯のライト類も気に入らない、やっぱりオン・オフ・ポジションと選択したいものです。(現行車は常時点灯が義務付けられています。走行中は点灯させましょう。)ゆくゆくはHIDも搭載したい。
ということです。
なのでバッテリーは元気に充電されていないと後々困るかも、と判断し分岐させる方法での直流取得は止めました。

ここでいろいろと考えた結果、モンキーの配線と同じように仕上げれたら良いな〜と考えました。
モンキーの配線図を見るとモンキーはACGから充電用と灯火用の線が出ています。ACGのサイズもほぼ同じだったように思います・・・ん?ひょっとして100モタACGを改良し、充電用の配線を追加できれば簡単だな〜と思い調べることにしました。
同時にツレの市が持っているマグナ50からACGを借りて参考にすることにしました。ついでにSMも借りました。(さんくす

ところが12VモンキーのACGは銅線をまいてあるコイルの数が多く使えないかもと思えてきました。(コイルの数とフライホイルって関係ありそう)
このマグナ50のACGは作りが100モタと同じでモンキーのように充電用・灯火用の線が出ています。
このACGを参考に100モタACGを調べると写真の場所の導通が無いことが分かりました。(写真参照)マグナACGは導通があるので中身の作りが違うのでしょう。
あ〜100モタACGを使っての充電用配線追加はできないか〜とガクンとなった時、このマグナACGを使えばOKじゃん♪と思いつきました。
早速車体にあてがってみると配線も含めかなりピッタリです♪
ただ写真の場所のゴムを少し切るのと、ニュートラル検知用の配線を追加・カプラを両者で合わせるだけです。

ひとつ気になる点は、ACG出力が100モタACGは5000rpmで95w。マグナACGは75wなのです。
この違いがどう出るかは良く分からないのですが少ないというのはなんだか気になりますね。
たぶん直接的に影響があるのはアイドリングで暗くなるくらいでしょう。セルを搭載したマグナのバッテリーをチャージするように設計されているのだから大きな問題は無いはず。
100モタACGは常時点灯で明るさを確保するためにW数が多いのかなと思います。
マグナも常時点灯ですが、マグナ開発時期ではそれほど明るさを重視しなかったのだろうと都合よく考えることにします(笑
W数が低いのならヘッドライト消灯中のレギュの負担も減るような気もします。
点火能力が下がってしまうようなら考えものです。(どなたかご存知ですか?)

ACGを装着する際、ACGベースに配線を引っ掛ける部分(写真参照)があるのですが、ここをきちんと押しこんでおかないとフライホイルと干渉するのでご注意。
ニュートラル検知用配線を追加する際、写真の場所に一本分の穴がちょうど開いているので(写真参照)ここを通しニュートラルスイッチへ繋ぐとスマートです。
あとはカプラをハーネス・ACGとで合わせ取り付け完了です。
ホンダ特有小型カプラはウィンカーのカプラをギボシへ変更した時に余ったものを使っています。だからオレンジなのですね。

ウィンカーの前後同時点灯のためウィンカーリレーをNSR50から拝借し、合うカプラをジャンクハーネスから取り装着。
この部分は灰・灰/白・黒の三本があるのですが黒は使用しません。灰はリレーに繋ぎます。灰/白からは線を追加しテールランプから出ている黒へ繋ぎます。
写真のカプラの位置まで線を伸ばしカプラから黒を抜き結線します。
これがポジション用の配線になるわけです。

ACGから出ている白をレギュの左下へ繋ぎます。
そして左上へ配線を追加し(赤にしました)これをバッテリーへつなぎます。バッテリーからのマイナス配線はレギュを止めているボルトで止めアースしました。
フューズとレギュの間からメインスイッチへ配線を伸ばします。
メインスイッチの写真の位置に二箇所端子があるのでここにハンダ付けしもう片方に同色の配線をハンダ付けしホットボンドで保護しておきます。これでメインキーと連動して電装品が使用できます。
もう片方に追加した配線に電装品をつなげば直流12Vでの動作が可能になります。
この追加配線をウィンカーリレーへ向かわせると、ウィンカーが前後同時点灯になります。

あとは左の配線図のように、前回作成したMC21スイッチと100モタハーネスを接続すればウィンカーは前後同時点灯になり、ライトのオン・オフ・ポジションが選択できヘッドライトをオフにしても使わない電気の行き場(バッテリー)があり問題は起きないし、安定した電気を充電できる(測ってみたところ約14・5Vありました。交流側は約12Vありました)と目的は達成できました。
たぶん問題は起きないでしょうけど、今後どうなるかはわかりません。
今のところなにも問題は起きてはいませんが。

今回この作業をやり始めるまで交流と直流の違いも分からなかった私ですが、一気に電気知識が増えました♪
これから電気カスタムをやる時にとても役に立つことでしょう。
やっぱり分からないで終わらせず、探求心を持ち調べ考えることで知識は蓄えられると思います。先人達の知恵にも多謝であります。
誰かができるのなら自分にもできるハズ。くらいの気持ちで物事に取り組めばきっとうまくいく・・・ハズw