12月12日 晴れ/曇り 気温12℃ 魅惑の県道43号・戸谷隧道アタック。
KGより素晴らしい隧道(トンネル)の情報を聞き、ネットで情報を探し場所を確認するとかなり近くにあることが判明。
その隧道が県道43号線上にある戸谷隧道、ツーリングマップルからは消えてしまった場所です。
でもヤフーの地図情報では表示されています。ここです。
この43号線、県道であるにもかかわらず未舗装・極細で車の走行を考えられている県道としての装備は皆無である。
この事前情報だけでかなりワクワクしてきてしまう私はどこかおかしいのかもしれません。
12月12日、TDMの整備が終わり待ちに待った晴れた日曜がやってきました、こりゃ年内最後のアタック日和「行く」しかありません。
装備はこの前の若狭幹線林道と同じでチャンバーだけアップチャンバーになっています。K960に履き替えようかと思いましたがやはりいつもの状態で突破を目指したかったのでTT91GP装備でアタックです。(実際の所、TT91でもマディでなければそこそこに走れます)
朝11時に国道8号線に乗り金沢方向へ向かうと43号の表示が現れます。
手前にあるコンビニで腹ごしらえし、TDMのセッティングを少し変えて8号線を右折していきます。
するとラブホがいくつか並んでいます。この道はCBRで何度か抜け道に使ったことがあるのですが、まさかこの道が戸谷隧道へ続いているとは思いませんでした。
右折してしばらく進むとT字路になるので左折します。すると程なくこの看板が出ますので郡谷寺方向へ右折しお寺にぶつかったら左折します。そういえば今年の正月はここに初詣に来ましたね。
そのまま道なりに直進していくとゴルフ場が見えてきます。このまま奥の方向へ直進し集落の中を通り抜けていきます。
地図を持ってきてないのでこの集落の住人に戸谷トンネルについて聞くとこの先にあるとのこと、話を聞いた若奥様は「車で行ったけど通れなかったよ」とおっしゃってました。お〜!俄然やる気がでてきました。車で抜けれるような道だと困ってしまいます。ね?
さて、直進すると一車線・二車線を繰り返しこの場所に到着します。
ここで「カッ!」と右を見ると森の中へ続く二車線、、、ヤツだ!
とうとう現れたヤツに近づくと通行止めの洗礼、日付も無し。道も変貌開始。
ん?道端になにか埋もれている。。。きちんと立てとけよ〜!いや罠か?デキルぜ石川!!
改めて生でこの高さ1・7m、幅0・8m制限の表示を目の当たりにすると冒険心が掻き立てられます。だって私の身長より低く両手を広げた状態より狭いんですから!
先日も小学生に小さいと叫ばれた我が愛車ホンダ・ビートでも幅で戸谷車検は通りません。
ここで落ち着くために一服しているとふと気付く、なんだかとても静かです。。。なんだか進むのが不安です。。。熊出るなよ。。。
さて気を取り直し進むとすぐにダートが始まります。しかもこのあたりは夜に雨が降ったようでびしょ濡れで川が出来てます。
あ〜せっかく綺麗にしたのにな〜と思いながら進むと分岐があり右奥へ進むと本線です。試しに左奥へ進んでみると急勾配の末行き止まり。と思わせて獣道が一本確認できました。さすがにここにアタックして帰って来れる自信が無いので引き返し本線を進みます。
ここもとても静かです。。。いやね、走ってる時もかなり周りが気になりますよ、黒い物が全て熊に見えたり。写真撮ってる時も周りを異常な程に確認し首が痛くなりましたよ。あれだ。。。映画「プレデター」と思っていただけると分かり易いかと。
本線を進むと勾配のあるクネクネ道が始まります。ここ県道ですよね?>石川県
落石が砂利のごとく落ちていて路面も岩剥き出しでなかなかに荒れた道が続く。。。落石なのか路面なのか判断できないほどです。
ん?「ドーーーッ・・・」となにか聞こえる。。。。小さい滝壷〜マイナスイオンたっぷりね〜ここでコケたら滝壷行きね〜
気を引き締め進みます。
しかし、分岐からこちらは異様に薄暗いんですよね。木々が道路を覆っていて、、、ハッ!43号線自体がトンネル化しようといているのか!(ナイナイ)
しばらく進むと出ました!とうとうポスのお出ましです!
(思うんですがこの標識って車を拒絶してますよね(県道なのに)、いっそのこと二輪車専用道路にしませんか?>石川県)
グッと道を先を見据えると遊園地の子供用機関車コースにありそうなサイズのトンネルが!!
ちょっと前進してみます。「くっ、やはり小さい!」さらに前進「小さい!!」
や・やるな、、、中を照らしてみると遠くに出口がかすかに確認できます。ライトを消すと漆黒の闇です。。。
コウモリが生息しているらしいのですが耳をすましてみても泣き声等は聞こえません。
ずっとパワーバンドに入れて走ってきたので水温が上がり写真を撮っている間も回転を上げっぱなしなので、そろそろ動かないといけません。行ったれ〜〜!とクラッチをつなぎアタック!
隧道中ほどを過ぎると手堀り!!後ろを振り返ると真っ暗!!そして狭い内部状態!!出口はまだ先・・・
ずんずんと進み隧道を出るとこちら側はさらに強烈な面構えです!
隧道すぐ脇からは水が流れプチ滝が出来あがっています。おかげで路面が水浸し。TDMの角度が物語っています。
先の道を確認するとなかなかに曲者具合が伝わってきます。
しかし進むと明るく走りやすく、木を伐採した痕もあり生活臭が少し感じられ少し「だけ」ほっとしました。
開けた場所で周りの確認を怠ることなく休憩。。。!崩落を修理した場所だ!
さっさと進みます。。。
コケビッシリの橋を越え、降りて行きます。右奥から降りてきました。
分岐を過ぎるとすぐに広場に出てここでアタックは終了です。それほど距離は長くなかったですね。
む!埋もれた通行止め看板に鬼の看板トリプルコンボ!!
高さ1・7m、幅0・8m制限看板。 熊が「出没します」看板。 埋もれた看板の代わりの真新しい通行止め看板。
普通の人ならこのコンボを食らえば引き返すことでしょうね。。。
さて舗装路が見えるので赤瀬ダム沿いに進み山を降りていきます。
するとゆるい右コーナーの下に写真の場所があり林道赤倉線に向かいます。
途中涌き水を飲み進みます。道は舗装された43号線といった感じです。
途中で大きい十字路に出ますが、直進していきます。
すると、戻ってきました。43号に入る前にお地蔵様にした無事戻ってこれますように。との願いが通じたようです。
単身アタックだったのでなかなかに緊張しました。終わってみればアクシデントも無くアタック成功です。
一つ分かった事は赤瀬ダム側からアタックする方が戸谷隧道をより楽しめます、赤瀬側の隧道入り口の方がより恐怖心をあおってくれるからです。
「終わってる」県道ですが、これでも一応手入れはされています。看板が新しくなり、補修痕もあるからです。
できればこのまま放置を望むのは私だけでは無いはずです。
多少の危険は伴うので行け。とは言いませんが、行くな。とも言いません。ここまで読んだ人はこういう所が好きでしょうからね(^^)
さて。
トンネル進入前にTDMを撮った写真ですが、二枚並んでいるうち右側の写真の写りが違うのはお気付きでしょうか。
これは暗い所でも写るモードで撮ったからです。1回目に撮った写真は暗く写っていて撮り直した写真を使いました。
なぜ1回目に撮った写真を使わなかったかというと、写真の明るさ調整をしたら「オーブ」が写っていたからです。
前に鑑定に出した「オーブ」と同じようなもので、昼間で明るいからか薄く写っています。
撮った瞬間になんか写った。と気付いたのですが、雨粒だろう。と思い気にしていませんでした。(実際は雨は降っていません)
帰ってからPCで写真の確認中もこの写真は暗く写っていたのでノープロブレムで、レポ作成中に明るさ調整し気付いたというわけです。
今回公開するか悩みましたが(なにか起こったりすると困ります、霊を信じてるので。)、
写真に写ったということは、見られたいから写ったのかな。とか。
このオーブは鑑定に出したオーブと同じつくりで、その時の鑑定結果も無害。ということを考えアップすることにしました。
見たい方はこちらへど〜ぞ→なにかあっても文句は言いません。(一応ね)