FRPエアクリボックスの作成。

最初は、写真のように型紙とパテでマスターモデルを作り、FRPでボックスを作ろうとしていたのですが、マスターが完成した段階で「こりゃ無理(^^;」と判断しました。
強度・耐久性の問題があり、リアサスがボックスの中を通る構造になり、チャンバーも近くを通るのできっちりとクリアランスをとりたかったのです。

なので、アルミエアクリボックス作成へ変更することにしました。
アルミエアクリボックスの作成。

早速採寸から始めます。
型紙を使い、のっぽさんのようにボックスを作っていきます。
完成したら、1mmアルミ板から各パーツに分けて切り出していきます。
サスペンションが通る部分には、結構太いアルミパイプを使用します。
まるでサイレンサーみたいです。

これらをガムテで保持し、溶接となります。
溶接といえば「としOさん」です。
こんなやっかいな物件も引き受けてくださいました。




家に届いたボックスを見ると、完璧な仕上がりでエア漏れも無く、かなりの満足度です♪

これでTM作成での難関が減ったと思うと、かなり気が楽になりました。
としOさんには多謝多謝・・・エンドレス であります(^^)

ボックスから出ているステーで車体にボックスをマウントします。













次はキャブへのジョイントです。
これはゼファー400初期型のインシュレーターです。
サイズがちょうど良く、吸気口がファンネル形状にもなっているので願っても無い物件です。
キャブがPWK28なので、これに合うちょうど良いジョイントが無いものか。と探すとうまいこと見つかりました。
今はネットでヤマハ・カワサキの部品検索が出来るので、かなり活用しています。





あとはボックスを黒く塗り、ゼファーインシュレーターをキャブ接続部と空気吸い込み口に装着します。機密性を高めるため接着剤を使っています。

キャブ側は、インシュレーターをはめる時に便利なように、三箇所の出っ張りを設けてあります。

吸い込み口は、K&Nフィルターをはめるので平らにカットしています。

あとは、車体に装着しフィルターを付けて完成です。

車体に取り付け・メッシュパネルの作成。


車体に取り付けると写真のようになります。

リアサスは写真のように、ボックスの真中を通り配置されます。
リンクを装着したおかげでこの配置にできました。

直付けサスの場合だと、スイングアームの動きによって下側サス受けの位置が大きく変わり、サスの移動量が大きいのです。
TTRリンクのおかげでサスの移動量はかなり少なくなり、ボックスに干渉することはありません。

ネックはプリロード調整の度に、ボックスを外さないといけないことですね。
油圧アジャスタがあると便利ですが、ボックスとのクリアランスが気になるところです。

ボックスのステーには、ホームセンターで探してきたゴムブッシュをはめてラバーマウントとしています。
少しでも耐久性を上げようとの考えからです。

チャンバーが写真のようにすぐ近くを通ります。
熱くなったチャンバーからの暖かい空気ができるだけエアフィルターに行かないように、ゴム板を貼り付け、遮断しています。
ゴム板の装着には、マジックテープを使っています。
これで簡単に何度でも取り外しが可能です。

このままでは見てくれが悪いので、ABSだったか忘れましたが、パンチングメッシュ板を加工してパネルを作ろうと思います。

車体から採寸した型紙を使い、写真のようにカットしました。
材料はやわらかいので、ハサミで簡単に切れます。

あとは、マウント用の穴を開け、ドライヤーで熱しながらフレームに沿うように曲げます。

エアクリボックスマウントステーとパネルマウントステーは共通になっているので、ボックスとパネルの隙間に入るカラーを現物合わせで作りながら、装着完了です。

結構満足できる出来栄えになりました。
このパネルが有るのと無いのとでは大違いです♪


フィルターの装着は、スペースの関係で泥除けの作成・バッテリー等の配置。コーナーにて紹介します。