TDR50にTDR80チャンバーを装着してみる。

、TDR80チャンバーの装着・比較。

「よねさん」からTDR80チャンバーを頂けたので装着してみることにしました。
TDR50よりTDR80が速いので性能アップするかも?なんていう安直な理由からです。

まずは両者のチャンバーを見比べてみます。
排気ポートからのうねっとしたダイバージェットコーン部の長さ・太さが違います。しかし、胴・コンバージェットコーン部は見た感じ違いは無さそう、ほぼ同じ形です。そこからサイレンサーまでのパイプ径はTDR80用が太くなっています。

TDR50・TDR80の性格として、
TDR50は7500rpmを越えたあたりからパワーバンドで9000rpm超まで伸びます。低・中回転は弱い。
TDR80は6速・高回転で失速してしまうこともあるように、8000rpmくらいからパワーが出ていません。代わりに低・中回転でもトルクがあります。
なんで吹けないの?と疑問に思っていました。

まずは取り付けです。これはボルトオン。サイレンサーは50・80で共通です。
いちおうMJは80と同じ110番にしました。
そして、早速マーボーのTDR50と比較しました。
二速4000rpmで走行中に「よ〜い、ドン!」でフル加速。
出だしは勝つのですが、高回転での伸びであきらかに負けており、軽くチギラレます(TT)
やはり80チャンバーは高回転向きではないようです。
でも、低速トルクがあるので発進がとても楽です。
回転自体は軽く回るのでMJが濃いとも思いませんし、感じませんでした。でも105番あたりで試してみても良かったかもしれませんね(^^;)

次はマイTDRがヘタってただけ?との疑問を解消すべく50チャンバーを装着・MJを95番にし再トライ。すると、差は全くありませんでした。

ということは、やっぱりチャンバーの性格ということになると思います。
今はもちろん50チャンバー装着中です。
、TDR80用城北チャンバー入手!ノーマル加工は中止。

ノーマルチャンバーは胴部に仕切が入っています。どう考えても邪魔だと思うのでチャンバーを開いて取っ払おう!と考えていたんですが・・・
KGより城北ゲット!そして、ノーマルはKGの元へ・・・しかも城北はTDM化にとってもメリットがあります。(形状的に)
てことで、ノーマルチャンバーは加工は無しになりました。

でも80用のチャンバーなので?ポン付けMJ115・JN一段下げでは8千回転以上で気持ち良くふけません。(MJ110でもJN三段でも薄く感じられます。)城北の特性がこのようなのかもしれません。
点火も怪しいかな?と思うので80CDIでも付けて試してみようと考えています。

城北チャンバー自体の対策しようと思う所は二箇所で全三箇所。うまくいくだろうか・・・
、小細工一号、排気を絞る。

城北チャンバーを装着してみて、色々とセッティングしてみましたが、
どうしてもMJを濃くして低中を捨てるか(MJ115・JN三段目)、JNで合わせて上を捨てるか(MJ110・JN一段下げ)、という感じになってしまいます。
どちらにせよ高回転での力はあまりありません。

ふと、80用だから抜け過ぎで充填効果が減っているのでは?と思い、アルミの1mm板で試作品1号を作ってみました。
内径23mm(城北のノーマル内径)→20mm(TDR50のノーマル内径)に絞るようになっています。
テストランの結果、8千回転以上での吹けあがり方に向上が見られました。

ならば耐久性を考え5mmの鉄板で作ることにしました。1mmのアルミだと溶けてしまうかと考えたからです。
それに、いきなり仕切によって絞られるより、23mm→20mmへテーパーをつけて絞った方が良いでしょう。

明後日は琵琶湖へ行かなければいけないので、今日しか加工する日は無い!夜の静けさの中もくもくとグラインダーで作業し・・・(^^;)
小細工一号完成♪
形は城北のジョイントパイプに合わせて作り、合わせ面に液ガスを塗って固定しました。

そうそう、城北チャンバーにノーマルサイレンサーも試してみました。
ギリギリながらも取り付けできたのでテストランへ・・・
話になりません(笑)8500rpmでピタっと止まります・・・
KRSサイレンサーとの組み合わせを試してみたいところです。

さて、小細工一号の結果は、
なかなか良いです♪高回転できちっと吹け上がり、最高速95kmをマークしました。
高回転のパワーもノーマルTDR50とほぼ同じくらいにまで性能は向上しました(笑)
まだまだ力が出ていないものの、やっとスタートラインに立った気持ちです。
さて次の小細工に取り掛かろう(^^)
、小細工2号、潜望鏡拡大。

先日の琵琶湖での肉会の帰り、実は何度もカブって止まってしまいました。
6速レッドゾーンギリギリでのアクセル全開時に止まったのを始め、登坂中の6速8千回転アクセル半開でも止まるようになってきました。
半開時はニードルの調整でもイケル。と考えたんですが、JNを薄くしてみた感触は薄くてパワーが出ていないものでした。
MJが現在115なのですが、110にしてみた感触もやはり薄い感じでした。
番数を上げても下げても良い結果が出そうにありません。
じゃぁ、高回転時に吸気が追いつかなくなるのでは?と考えエアクリボックス吸い込み口を加工することにしました。
ボックス壁面などに穴を開けると密閉度が下がり、低中速・レスポンス的には良くないと考えたからです。

さて、予備のエアクリボックスをバラし、中身を観察してみます。
リアサスの逃げやらバッテリーボックスなどのため、妙な形をしています。

次にノーマル潜望鏡(エアー吸い込み口)を外します。みょ〜に長く、ボックスの真中まで届くようになっています。
これがどんな効果があるかは良く分からないのですが、吸気効率の面からだけ見れば邪魔でしょう。
口径を見て見ても、とても細いです。
同じ50ccのTZMと比較してみても明らかに細いです。
てことで、ばっさりと三分割にします。
そして用意した塩ビパイプ二種類、細いのはTZMと同じ内径です。これをL字のパイプに挿し込みます。ジャストフィット♪・・・過ぎてちょいきつい(汗)
L字にしないと、この辺には結構泥が飛んでくるので宜しくないでしょう。
L字パイプは入り口を斜めにカットし、空気を吸いやすくしました。
細いパイプはエアフィルター方向へ向けカットし、こちらもエッジを斜めにカットしました。
あとはゴムのマウントを拡大しパイプアッシーを挿し込み、隙間をホットボンドで塗り固めました。

あとはグリグリやって車体に取り付けです。
しかしシートベースに当たるため高さ制限がきつく、これ以上大きいパイプは付けれないでしょう。ゴムマウント的にもきついです。
現在は2〜3mmのクリアランスを保っています。

細いパイプを外したり、内径を拡大したりとセッティングの余地が沢山あるので今後が楽しみです。

早速走ってきたのですが、カブリは無くなりSJ、JNはピッタリになり、MJは115では薄い状態になりました。
てことはこの小細工2号、きちんと狙ったように機能してくれているようです(^^)
オーバーサイズMJセットが届くまでしばしこのまま我慢です。

TDR80用城北チャンバーの改造へ続きます。