TZM50R用YECチャンバーとの比較。

改造の前にどう違うのかを比較してみます。
フランジ挿し込み付近は2割増くらいで城北が太く、そこからだんだん太くなり膨張室へ繋がります。
エキゾーストパイプ部は比較にならないくらい城北が太く、まるで125cc用と思わせる太さです。
サイレンサーを分解してみるとここでも城北が一番太く、城北のパンチングパイプ内にYECのパイプが軽く入っていきます。(パイプは城北・ドッグファイト・YEC・忠男の順です)
とにかく城北は全体が太いです。

これだけサイズが大きいとやはり50ccには合わないのでしょうね、ノーマル城北は一万回転でピタリと止まります。
KGのTDR80についていたときは良いフィーリングだったので期待してたのに(TT)
ならば、各部を細くしていけばちょうど合うかも!?と考え各部を加工していきます。

城北はレース菅なのでノーマルの吸気形態も足を引っ張っているかもしれません、ただでさえTDR純正は良い形をしていませんから。
城北自体は切った貼ったせず、いつでも元に戻せるように対策していこうと思います。
サイレンサーとフランジの加工、YEC風味。

まずはサイレンサーの加工をしていきます。

YECのサイレンサー内部部品を城北のサイレンサーボディにはめてみると、2mmの差で入りません。
初めは城北のパンチングパイプを切って、そこにYECのパイプをロウ付けしようと考えていたのですが、それだと失敗時に元に戻せないので却下。
なのでYEC側での加工に決定、早速鉄ノコで切っていきました。

切ってる途中、写真二枚目、ドラクエでキノコ型の敵として出てきそうと思い、意味無くパチリw

さて、切断が完了し、輪っかになった部品の一箇所を切断し直径を城北に合わせていきます。
エンドパイプ根元の皿状部分も直径を城北に合わせて丸く削ります。
ここでぶっつけ本番でアルミのロウ付けにチャレンジ。
ブレーキレバーでの練習では見事失敗に終わっていたので少し不安でしたが、鉄より難易度は高いながらも普通のアルミなのでなんとかロウ付け完了。
このとき、外側からロウ付けすると外径が変わり入らず、削れば強度が落ちるので内側から全周ロウ付けします。
左の輪っかは溶けて変形してしまった失敗作です、YECサイレンサーは手元にきたときから切断されていて使い物にならなかったのでYECボディを切って輪っかを作り直しました。

写真にはありませんが、サイレンサーボディ側のパンチングパイプ受け部の径が大きいのでYECサイレンサーボディを破壊し、カラーを取りだしました。
寸法はピッタリでした♪

あとは城北ボディに装着し、ボルト穴を開け完了。(城北はリベットではなくボルト止めなんです)
グラスウールはYECのものを使いました。量が多く、まだ使える状態だったので静かになるでしょう。

次はフランジの加工です。
こちらも城北フランジには加工をせず、右側のYECフランジを加工します。

YECのフランジは菱形のフランジと筒型のフランジで成っています。
この筒の方を城北に合うように削り、排気漏れ・ガタ対策に液ガスを塗って装着します。
YECの筒型フランジはエキゾーストガスケットも兼ねています。

これで入口・出口のサイズはYECサイズになりました。

ちょいと走って見ると、前と同じで一万止まり。。。
しかし、8千付近のトルクは素晴らしく、昔乗ってたKX100のようにシフトアップしても加速力が変わらずあっ!という間に吹けきります。一万止まりが惜しい。。。
あと、あまり静かになりませんでした、炸裂系の音になったかな。(ウルサイ)
エキパイの自作

先日ホームセンターに行ったとき、園芸コーナーにて写真のエキパイとしか思えない物を発見。内径は20パイでTDR50ノーマルチャンバーと同じ径。
城北より絞ることになり50CCには合うかも?
ということで写真のようにエキパイを作成。

小細工一号をパイプにロウ付けし、二本のパイプをロウ付けします。
そのままではオフセットが合わないので角度を調整し、長さは城北より5cm長く仕上げました。
あとはエポパテを排気漏れ防止・補強のため盛り完成。

チャンバーとの連結はゴム板を巻いてガスケットを塗り、締め付けバンドで止めている暫定仕様です。
管長やな内径の変更が必要なくなったらきちんとした連結を作り塗装しようと思います。

装着して走ってみると、管長が長くなったからか低中速が力強くなりました。
肝心の高回転ですが、あまり変化はありませんでした。
現状で1・2速なら12000rpmまで回るんですが、6速で12000rpmまで回らないとね。

YECのエキパイはこれより細いので今後は合うパイプを探してさらに絞ってみようと思います。