その場で作るクランク割工具・ベアリングプーラー


4EU(TZM・TZR50R)エンジンをばらすにはヤマハ指定の特工を使うように。とマニュアルに書かれていました。
もちろん持ってないし、買うのも高いだろう。ならば作ればOK!てことで作りました。

用意した物は厚めのステー二枚・適当な長さのボルト数本・ナット数個です。
4EUエンジンにはボルトを立てる所があるのでそこに写真のようにステーなどを組み、真中のボルトを回してクランクを押し、割り、外します。

反対側も同様にして外すのですが、固着していたりしてステーが曲がってしまうようなときはL字のステーを重ねて外します。

これで、クランクは外れました。
次はベアリングです。

これは写真のパイロットベアリングプーラーをバラした物を使いました。
同じく真中のボルトを回して外します。

このプーラー、爪が長く弱いのですぐ曲がります。
ホイルベアリングを外すときに使ったら歯が立ちませんでした。
このように裏の見えるベアリングはハンマーで叩き出したら早いでしょう。

あとこのプーラー、写真のようにしてステムベアリングを外すことにも使えます。
これも叩き出したら早いでしょう。
まぁ、騒音対策ということで(^^;)

とにかく、作業がストップするのは嫌なものです。
すべて臨時対応ですから少々使い勝手が悪いのは仕方ないですね(^^;)


今はきちんとしたプーラーを買ったので楽にベアリングを外せます♪


その後。

TZR125エンジン相手では自作のクランク割工具ではクランクケースからクランクを外せませんでした。ステーが曲がります。
しかたないので純正工具のクランクケースセパレーティングツールを注文。

気になるお値段は3100円。

それほど高くはなかったんだ。。。最初から買えば良かったです。。。